個人住宅
トロピカーナ、ペタリンジャヤ
広大な緑の屋根
430平方メートル
ガイアマットシステム
2019

マレーシアでは陸屋根が広く普及していますが、防水材の不適切な施工やコンクリート打設時の施工不良などにより、建設後の漏水が常に問題となっています。学術論文でも示唆されているように、緑化屋根[1]は紫外線に対する追加の保護層として機能し、防水膜の寿命を延ばします。緑化屋根を設置することで得られるコスト削減策には、以下のものがあります。
i) 室内を冷やすためにエアコンが必要
ii) 防水寿命の延長iii) 緑化のメンテナンスが最小限で済むiv) ひび割れによるスラブの修理(グリーンルーフはスラブ表面の温度変動を調節し、平らなコンクリートの屋根スラブのひび割れの発生を軽減します)土壌ベースのシステムとは対照的に、クライアントは設置が簡単で、クリーンで土壌を使用しないシステムを選択しました。完全なグリーンルーフと自動灌漑システムの設置が完了するまでに4日もかかりませんでした。参考文献:[1] - U. Porsche. & M. Köhler、「グリーンルーフのライフサイクルコスト - ドイツ、米国、ブラジルの比較」、RIO 3 - World Climate & Energy Event、2003年12月1日